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開拓六十年。満足いく野菜が出来ました。~黒河さんが作る「大野ヶ原」の野菜~

みずみずしく柔らかい果肉に誰もが舌鼓。四国カルストで生まれた「大野ヶ原大根」。

愛媛県と高知県を跨ぐ四国カルスト。標高1200メートルを越し、真夏でも涼しいこの地で栽培されている「大野ヶ原大根」。いよっこらでこの時期イチオシのこの「大野ヶ原大根」は、夏大根とは思えない柔らかな果肉はほのかな甘みを蓄えており、その味わいは格別です。
今の季節は辛みが強くなる一般のものに比べ、さっぱりとした歯ごたえがあり、なんともみずみずしい。その美味しさを求めて、多くの方がドライブがてらに産地へ直接買いに訪れるお客様が後を絶ちません。

荒れ地だった高原に挑み、開拓60年。

美味しさの秘訣は、赤土の上に火山灰土という大根栽培に適した深 い土層が形成されているだけでなく、豊富な堆肥を投入することで内部が充実した「旨みのある良質な大根」が育つ環境を作っているから。
「大野ヶ原大根」の生産者である黒河さんは、終戦後、開拓実験農場の指導職員として大野ヶ原に赴任し、厳しい気象環境の中、この地に生きるという道を選びました。
何一つ満足に揃わない環境下で、次々と離農する人々を目の当たりにしながら、開拓1世として自分の持つ営農の知識で、当時、荒野であったこの地の特徴を活かした農地を開拓したのです。
そして2010年、その苦労が評され開拓60年を節目に農林水産祭「豊かなむらづくり」総理大臣賞を受賞されました。

今の時期は、高原キャベツも美味。

現在も元気に、大野ヶ原産「高原野菜」を作り続けている黒河さんご夫妻。大根の他に、今の時期オススメと言えば、キャベツ。夏場のキャベツは、大野ヶ原のような冷涼地でしか栽培できないため、この時期愛媛県内ではほとんど生産されていません。球がよく締まり葉が柔らかく、水分に富んでいて甘みがあり、サラダなど生のままたべていただきたいイチオシ野菜です。もちろんいよっこらにて販売を行っております。(生産量に限りがあるため、毎日は販売しておりません。)
黒河さんの、自然と共に生き、高原の美食を守り抜く姿は、農業に対する意気込みが伺えます。

いよっこらで販売中

大野ヶ原大根

大野ヶ原キャベツ

9月中旬にはにんじんも販売を開始。
キャベツ、大根とも生産量に限りがある為、毎日は販売できませんが、10月中旬頃まで販売しております。

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